今日はサボっちゃったけどさすがにこれを続ければ親にもバレるだろう。


全く楽しくない学校生活にどうやって戻ろうか考えればかなり憂鬱だ。


止まらないため息を吐いていた時。


その出会いは突如として訪れた。


｢す、すいません！｣


急に話しかけられたもんだからビクッとなって相手の顔を見る。


そこには俺と同じくらいの女の子がいた。


制服を来ているから修学旅行生だろうか。


てか、今俺に話しかけた、、、よな？


｢京都駅ってどこですか？｣


なんだこの女。


急に話しかけて来たと思えば京都駅の場所？


人と話すのが久しぶりすぎて何から話せばいいか分からなくなる。


テンパってる俺を見て


｢ごめんなさい！迷子になっちゃって｣


やっぱり修学旅行生だったか。


今俺らがいる神社は京都駅からそんなには離れてないけど少し行きにくい。


ここで見捨てれば確実に迷子だろうな。


てかもう迷子なのか。


｢分かった。一緒に行ってやる。｣


なんかさすがにここで分からないとか言うのは良心が痛むので面倒だけど京都駅まで一緒に行ってやることにする。


そいつは俺と同い年だと分かり、少しだけ安心していた。