翌週、またあのスーパーに行った。


母におつかいを頼まれたからだ。


匠海くんいないかなと探してしまう自分に驚いた。


匠海くんのことを考えていたらアイスが食べたくなって、どのアイスにしようか考えながら買い物メモに書いてあるものをカゴに入れた。


メモに書いてあるものを全てカゴに入れ終わって、最後にアイスコーナーに向かった。


そこには見覚えのある背中があって、胸が弾んだ。



「匠海くん?」


「あ、日葵。今日は買い物?」


「うん」


「一緒に食べる?」



屋上を指して言った。



「うん!」



アイスを選んでレジに向かった。


私は他の買い物が多かったからお会計に時間がかかってしまった。