1人腰に手を当てて満足そうにつぶやく。
思っていた通りそんなに時間もかからず、部屋の掃除は2時間くらいで片付いてしまった。

水周りだけは時間がかかるので後回しにしている。
それから段ボール箱を開封して必要最低限の着替えや家具を準備していると、あっという間に外は暗くなっていた。

「さて、今日はもう寝るか」
太一は疲れた体を軽くストレッチして、引いたばかりの布団に潜り込んだのだった。