太一は冨永の腕を掴んで強引に玄関へと向かった。
そもそも1日だけ泊めるという約束だった。

その1日はもう終わったんだ。
「二度と来るな!」

太一はそう言うとわざと音を立てて玄関を閉じたのだった。