自分の部屋のドアを閉めると、今まで止めていた涙がとめどなく溢れ、流れていった。

「……っく、うぅぅ………」



一晩中泣いた。
気がすむまで泣こうと思った、けど止まらなかった。






朝になってお母さんが起こしに来る。

「紗貴?学校に遅れるわよ?」

いつもどおりこのまま引き下がると思ってた…



「あっ、彼氏に送ってもらうのね!それなら早く起きて準備しないと悪いわよ!!……朝早くから大変ね~」

……彼氏?
……送ってもらう?

………まさか!



そう、そのまさかだった