「いいえ、聡美さん。こちらの方は僕が交際を申し込んでいる女性です。」


雄都さん……
ああ、やっぱり私雄都さんのことがいつの間にか好きになってた………



「こんな小さなお嬢さんに雄都の何を手伝えると言うの?私なら、雄都にお金をあげることができるわ!」
「……私は…お金ではない物を雄都さんにあげられる!お金では買えない物を!」
「紗貴………」


聡美さんは酷く歪んだ顔をしながら帰って言った。