「雄都、遅い~~~!!」
甘ったるい声で腕に擦りつく。
「ごめん、ごめん。えっと、ラークのロングを1つ」


会計を終わらせ、ようやく市原さんと話しができた。


「市原さんって彼女いるんですか?」
「いると思う?」
「いますよね!?」
「まあ、いるよ。そんなことより棚掃除終わった?」
「………あっ!!今からやりまーす…。」

結局、そんな程度の会話しかできなかった。