スキンが足を踏み出すと不良が道をざっと開ける。


なにこれ。

お疲れ様です、組長的な?


スキンは目の前まで来る。


背え、高あ!


見上げる向日葵。


首が痛くなりそう。


サングラスから覗く眼光は鋭い。
後ろに和彫りの不良がいるからか、ますます組長感が拭えない。


「ああ。ごめんごめん」


スキンは私の身長にあわせて身体を屈める。