「おいおい。騒がしいな」 聞き覚えがあるこの声。 不良たちが一斉に振り返ると、ツルツルの頭にサングラス。 やっぱり。スキンだ。 「スキン、この子知り合い?」 「おー、ヒマちんだ!」 「ヒマちん?」 ヒマちんで皆が納得するとおもうなよ。スキン。 案の定、なにヒマちんってという不良たち。 知らないよ。私の方を見ないでくれ。 「ヒマちん、どうしたの?太陽に用事?」 「そう」