「えー!!そんなことがあったの!?撫子知らなかったあ」


だって撫子に言ってないもの…。


「はやく教えてよお!」

「ごめんごめん。で?どう思う?」

「へっ?」


まったく、この子は…。可愛い顔して「へっ?」って。


「あー、付き合うか付き合わないかってことの相談?」

「ちがーう。私は付き合う気はないの」

「じゃあなんの相談?」


たしかに…。もう結論は自分で出ているのに、何を相談することがあるのか。
「撫子よくわかんなーい」という彼女に私は謝った。


「ごめん」

「んー、でも、撫子だったら絶対ナシだけど現に向日葵ってば太陽クンのことで頭いっぱいなわけだし…」


私が太陽で頭いっぱい?

ぽわわーんと子犬の笑顔の太陽が浮かんでから、すぐに駄々をこねるわがまま太陽へと変化する。