残念そうにする私に目線を合わせて先生は言った。


「佐藤には必要ないだろう?」

「っ///」


眼鏡越しに見つめられると私の鼓動は小さく跳ねる。


「復習も兼ねて参加したいの!」

「ふふっ。そうかそうか。努力家だなあ」


大人の余裕さで笑う先生。


私の事、子供だと思ってる。


でもいいの


他のお嬢様生徒は一般人である先生に目もくれない。


私だけが知ってる先生の顔