お出かけにはぴったりなくらいの快晴の空。
今週は毎日部活がすごく楽しかった。少林寺を始めたばかりの頃を思い出す。前に進むってすごく気分がいい。
それは少林寺だけじゃない。恋愛も一緒だ。
わかりんチャンネルを見て、いい香りのするシャンプーやヘアオイルをつけて髪を整えたり、時間のあるときは軽いメイクをしたりするけど。もっともっと可愛くなりたい。そしてヒロインみたいな素敵な恋をするんだ。
可愛い自分も、強い自分もどっちも目指していいよね。そんな風に思ったら毎日が楽しくなってきちゃった。
地下鉄には高校生らしい人もいっぱいだ。他の女子高生が小説の登場人物みたいにキラキラで可愛く見える。
地下鉄を降りて、一華に教えてもらったマップを頼りに待ち合わせの場所に向かう。
マップだと一番出口を抜けて真っ直ぐ進み三番目のエスカレーターを上がるみたい。
白い石が見えてきた。待ち合わせスポットで有名なだけあって周りには多くの人が集まっていた。
「理菜、ちゃんと場所わかったみたいだね」
一華が手をあげて私のところにかけてきた。一瞬、一華ってわからないくらい普段とは印象が違う。
キャップを被り白のTシャツに水色のシャツを合わせていて、清々しい印象を与える。
化粧もきちんとしている。やっぱり女子力の高い女の子は違う。
「じゃ、まずはメイクから見に行くよ」
一華が早速歩き出す。スルスルと道を抜けて、目的のコスメショップにたどり着いた。キラキラと輝く店内にありとあらゆるコスメアイテムがブランドごとに売られている。知っているのを見つけるとそれだけでテンションが上がっちゃう。
「ここなら自分の好きなものを選べるからね。私が色々教えてあげる」
店内には高校生くらいの女の子や大学生、社会人の女の人もいる。みんな化粧に興味のある可愛くて素敵な女性ばかりだ。一華と店内を見て回るだけで楽しい。自分の知らない世界がどんどん広がっていく。
「女の子はね、化粧で誰でもヒロインに変身することができるの」
私もヒロインになれる。今まで夢みたいに思ってたことが現実になるんだ。
気になるものはいっぱいあるけど、なかなかにお値段が高い。
「いっぱい買えないからこそ、愛着がわくんだよ」
一華に色々教えてもらいながら買うメイクアイテムを決めた。レジでお会計をするだけでドキドキしちゃう。
よーし、これで私もどんどん可愛くなっちゃうもんね。
心がどんどんウキウキしてきちゃう。
「メイクして自信がつけば晴翔とも話せるようになれるよ」
晴翔に私から話しかける。今までそんなの怖くてできる気がしなかったけど、今の私ならきっとできる気がする。
「理菜、次は服を見てみよっか」
「えー、私そんなにお金持ってきてないよ」
一華がまた私の手を引っ張って、新しい場所に連れて行った。
今週は毎日部活がすごく楽しかった。少林寺を始めたばかりの頃を思い出す。前に進むってすごく気分がいい。
それは少林寺だけじゃない。恋愛も一緒だ。
わかりんチャンネルを見て、いい香りのするシャンプーやヘアオイルをつけて髪を整えたり、時間のあるときは軽いメイクをしたりするけど。もっともっと可愛くなりたい。そしてヒロインみたいな素敵な恋をするんだ。
可愛い自分も、強い自分もどっちも目指していいよね。そんな風に思ったら毎日が楽しくなってきちゃった。
地下鉄には高校生らしい人もいっぱいだ。他の女子高生が小説の登場人物みたいにキラキラで可愛く見える。
地下鉄を降りて、一華に教えてもらったマップを頼りに待ち合わせの場所に向かう。
マップだと一番出口を抜けて真っ直ぐ進み三番目のエスカレーターを上がるみたい。
白い石が見えてきた。待ち合わせスポットで有名なだけあって周りには多くの人が集まっていた。
「理菜、ちゃんと場所わかったみたいだね」
一華が手をあげて私のところにかけてきた。一瞬、一華ってわからないくらい普段とは印象が違う。
キャップを被り白のTシャツに水色のシャツを合わせていて、清々しい印象を与える。
化粧もきちんとしている。やっぱり女子力の高い女の子は違う。
「じゃ、まずはメイクから見に行くよ」
一華が早速歩き出す。スルスルと道を抜けて、目的のコスメショップにたどり着いた。キラキラと輝く店内にありとあらゆるコスメアイテムがブランドごとに売られている。知っているのを見つけるとそれだけでテンションが上がっちゃう。
「ここなら自分の好きなものを選べるからね。私が色々教えてあげる」
店内には高校生くらいの女の子や大学生、社会人の女の人もいる。みんな化粧に興味のある可愛くて素敵な女性ばかりだ。一華と店内を見て回るだけで楽しい。自分の知らない世界がどんどん広がっていく。
「女の子はね、化粧で誰でもヒロインに変身することができるの」
私もヒロインになれる。今まで夢みたいに思ってたことが現実になるんだ。
気になるものはいっぱいあるけど、なかなかにお値段が高い。
「いっぱい買えないからこそ、愛着がわくんだよ」
一華に色々教えてもらいながら買うメイクアイテムを決めた。レジでお会計をするだけでドキドキしちゃう。
よーし、これで私もどんどん可愛くなっちゃうもんね。
心がどんどんウキウキしてきちゃう。
「メイクして自信がつけば晴翔とも話せるようになれるよ」
晴翔に私から話しかける。今までそんなの怖くてできる気がしなかったけど、今の私ならきっとできる気がする。
「理菜、次は服を見てみよっか」
「えー、私そんなにお金持ってきてないよ」
一華がまた私の手を引っ張って、新しい場所に連れて行った。