「ほら、お前の秘密は守ったぞ」



「だからって、私は月神くんの花嫁にはならないから!」



腕を組んで偉そうにふんぞり返る月神くんに、私はムッと顔をしかめた。



「何だよ。さっき、俺が機転を利かせたおかげで命拾いしたくせに」