「そんなの嫌‼」



私は月神くんを押しのけて、資料室から飛び出した。



後ろから、



「あっ! おい! まだ話の続きが……」



なんて私を引き止めるような声が聞こえてくるけど知るもんか。



……ああもうっ!



こんなことになるのなら、もっと慎重になって転校先の学校を選んでおくべきだった。