「見つけた」



突然、背後から肩にポンと手を置かれて、全身からさーっと血の気が引いていく。



「なんだ。ちゃんとここにいんじゃん」



い、いつの間に……⁉



振り返ると、そこにいたのは月神くん。彼は私と目が合うなり、意地悪そうにニヤリと笑った。