「だ、大丈夫?」



「ああ。でも、ちょっと横になりたい……」



きっと、季節の変わり目で体調を崩したのかもしれない。



「ママさん、どうしたら……」



「とりあえず、颯の部屋に行って、薬を飲ませないと……」


 
「わかりました! 私が連れて行きます!」



私はママさんに大きくうなずくと、月神くんと一緒に、パーティ会場を飛び出した。