近所のお兄ちゃんだからじゃなくて、ほんとに大好きだから伝えたかった。


わたしの方を向いて、いつもと同じように微笑んでくれるその人の髪の毛が夕日に照らされる。


ピカピカしてとても綺麗で、かっこいい顔がより輝いてわたしの目に映った。


薄い唇が開く。






「俺もはなちゃんのこと大好きだよ」






この言葉が無かったら、わたしは今でもこの人のことを好きでいただかな。






「いつも光と遊んでくれてありがとう」






きっと恋愛の意味で言ったんじゃないってわかるのは、私がもう少し大きくなってからのお話。