もうずっとずっと昔のお話。 わたしが小学生になる前のお話。 近所にいつも遊んでた1つ年上の男の子がいた。 その子には年の離れたお兄ちゃんが居て。 「光(ひかる)ー!はなちゃーん!帰る時間だぞ」 公園の入口立っている、わたしよりずっと背の高いその人は2人の名前を呼ぶ。 遊んでたわたしたちをいつも迎えに来てくれて、一緒に家まで帰るのがお決まりになっていた。