『立花………感情移入し過ぎだ。
‥‥‥‥‥‥こっちにおいで?』
「‥‥瀬木さ‥‥ッ‥」
物語は最後の結末を残してそこで終わっていたが、暫く涙を止められずにいた
瀬木さん‥‥私は初めて瀬木さんの
作品を読んだけれど心から尊敬できる
とそう思えた。
この人はこれからも本を書くために
生きていくんだと‥‥。
肌寒い軽井沢の夜。瀬木さんの腕の中は、本に囚われた私の心をゆっくりと落ち着かせてくれた。
『立花は感情豊かでほっとけない‥。』
仕事の邪魔をしてしまっているのに、
もう少しだけこうしてて欲しい。
そうでないと、行き場のない感情が溢れていつまでも現実に戻れないのだ。
「………‥‥ごめ‥なさい」
『どうして謝るの?それが立花の
正直な気持ちなら書き手はこの
上ない幸せだよ。』
「‥‥瀬木さん‥すごく素敵なお話に
出会わせてくれてありがとう。
私‥頑張って書いてみます。」
『どういたしまして。』
そっと影が落ちると、泣きながら笑う私の唇に落とされたキスが今までで一番長くて優しいキスだった
次の日の朝。爽やかな軽井沢の別荘に何かが乗り移ったかのように具合の悪そうな大人が3名並んだ。
『日和ちゃ……水‥』
『立花‥‥ほっとけ!おら自分で歩け!
飲みすぎなんだよお前らは。』
「瀬木さん!!……高城さんたち
ちょっと待っててくださいね!」
作品が書き上がるまで自由時間なため、
旅行気分でテンションが上がり開放的な場所で朝方まで飲み続けたらしい
一番機嫌の悪い残りの1人は執筆を朝方まで行い寝不足の為仕方ないのだ。
2人にお水と薬を渡すと、昼まで寝るとまた寝室に行ってしまった。
『はぁ?何しに来たんだアイツら‥‥』
「きっと毎日忙しいから楽しいんだよ。
瀬木さんもお疲れ様です。
少し寝ますか?」
昨日瀬木さんの仕事部屋を出たのが
夜中の1時。まだラストを残してるって
言ってたから私も気になってたけど、
寝不足からか部屋に戻れば爆睡できた。
瀬木さんに眠いならここで寝ていいと言われたけど、落ち着いて寝られないと断って部屋に戻ったのだ。
『シャワーに行ってくる。』
「ふ、服着て来てね?」
『クス……考えとく。』
私が慌てるのが分かってるのに、
これ以上揶揄わないでほしいよ‥‥。
みんなのお世話をしていたらすっかり時間が経ってしまい、風が気持ちいいテラスで遅めの朝食をゆっくり
食べることになってしまった
‥‥‥‥‥‥こっちにおいで?』
「‥‥瀬木さ‥‥ッ‥」
物語は最後の結末を残してそこで終わっていたが、暫く涙を止められずにいた
瀬木さん‥‥私は初めて瀬木さんの
作品を読んだけれど心から尊敬できる
とそう思えた。
この人はこれからも本を書くために
生きていくんだと‥‥。
肌寒い軽井沢の夜。瀬木さんの腕の中は、本に囚われた私の心をゆっくりと落ち着かせてくれた。
『立花は感情豊かでほっとけない‥。』
仕事の邪魔をしてしまっているのに、
もう少しだけこうしてて欲しい。
そうでないと、行き場のない感情が溢れていつまでも現実に戻れないのだ。
「………‥‥ごめ‥なさい」
『どうして謝るの?それが立花の
正直な気持ちなら書き手はこの
上ない幸せだよ。』
「‥‥瀬木さん‥すごく素敵なお話に
出会わせてくれてありがとう。
私‥頑張って書いてみます。」
『どういたしまして。』
そっと影が落ちると、泣きながら笑う私の唇に落とされたキスが今までで一番長くて優しいキスだった
次の日の朝。爽やかな軽井沢の別荘に何かが乗り移ったかのように具合の悪そうな大人が3名並んだ。
『日和ちゃ……水‥』
『立花‥‥ほっとけ!おら自分で歩け!
飲みすぎなんだよお前らは。』
「瀬木さん!!……高城さんたち
ちょっと待っててくださいね!」
作品が書き上がるまで自由時間なため、
旅行気分でテンションが上がり開放的な場所で朝方まで飲み続けたらしい
一番機嫌の悪い残りの1人は執筆を朝方まで行い寝不足の為仕方ないのだ。
2人にお水と薬を渡すと、昼まで寝るとまた寝室に行ってしまった。
『はぁ?何しに来たんだアイツら‥‥』
「きっと毎日忙しいから楽しいんだよ。
瀬木さんもお疲れ様です。
少し寝ますか?」
昨日瀬木さんの仕事部屋を出たのが
夜中の1時。まだラストを残してるって
言ってたから私も気になってたけど、
寝不足からか部屋に戻れば爆睡できた。
瀬木さんに眠いならここで寝ていいと言われたけど、落ち着いて寝られないと断って部屋に戻ったのだ。
『シャワーに行ってくる。』
「ふ、服着て来てね?」
『クス……考えとく。』
私が慌てるのが分かってるのに、
これ以上揶揄わないでほしいよ‥‥。
みんなのお世話をしていたらすっかり時間が経ってしまい、風が気持ちいいテラスで遅めの朝食をゆっくり
食べることになってしまった



