今日も授業の時間がどんどん終わっていく。そして、午後からの部活動が始まりを告げる。

いつも変わらなぬ、緩やかなゆったりとした時間のスタートを切る。

「静葉ちゃん、こっちこっちー!」

いつの間にか、私は天宮先輩と出会って、話しを交わすようになってから、2年も過ぎていた。

3年生になっても相変わらず、変わらぬ、天宮 優茉先輩の姿が目に付く。

この時間がずっと続けばと、願わずにはいられなかった。