私、次の授業に間に合うか心配で仕方がないです!お願いします。早くトイレから去ってください! …私の願いが通じたのか、それから一分も経たないうちにトイレから去ってくれた。 「私の得意、かぁ」 ーこの独り言が誰かに聞かれていたことに、その時の私は気付かなかった。