それもフランソワーズの義理の妹になったマドレーヌによってその関係な簡単に壊れてしまう。
ベルナール公爵の弟、ラドゥル伯爵と夫人が事故死。
残されたマドレーヌをベルナール公爵家で引き取ることになる。
フランソワーズの従姉妹で、マドレーヌは義理の妹となった。

マドレーヌは心優しい性格で、清らかな心を持っていた。
感情豊かで天真爛漫なマドレーヌは厳しい訓練を受けずとも、フランソワーズと同等の聖力としての力を持っていたのだ。
その力で、悪魔の力に苦しむ国民たちを助けていたそうだ。
マドレーヌは公爵領でも聖女として、領民を救いながら自分も知らないうちに力を高めていたのだ。
聖女の力は宝玉に使うことが当たり前とされていた。
しかし悪魔の宝玉の影響なのか、この国には様々な悪魔が人に取り憑いて悪影響をもたらすことがあるそうだ。
それをマドレーヌは祓っていたのだ。

マドレーヌの力でベルナール公爵家の評判はグングン上がり、皆に愛されるようになった。
フランソワーズは自分の役目を果たしながら、マドレーヌに対しては距離を保っていた。