その後すぐに二人でフェーブル国王と王妃の元に報告に向かう。
二人は喜び、その知らせはすぐに広がりをみせた。
フランソワーズがステファンと結婚することに誰も反対する者はいなかった。

フランソワーズがフェーブル王国で積み重ねた実績やオリーヴとステファンを救い、民たちにも慕われていることも大きくかかわっている。
何よりも喜んでいたのはオリーヴやフェーブル国王、王妃だった。
今までずっと苦しんでいたステファンが心から愛する人と幸せを掴んでくれたことが嬉しいようだ。
フランソワーズも愛のある相手と結婚ができることに幸せを感じていた。

そして今はフランソワーズの希望でフェーブル王国でも妃教育を受けている。
ステファンは婚約期間を設けずにすぐにでも、と言ったのだがフランソワーズはそうはいかないと待ってもらっていた。
やるならばステファンの隣に立っていても恥ずかしくないようにしたいと説明していた。