「それに……シュバリタイア王国に大切な君を返してもらえなかったら困るだろう?」
「……!」
「その時は無理やりにでもフランソワーズを連れ帰るよ……何があってもね」
ステファンはいつものように笑みを浮かべてはいるが、どこか恐怖を感じるのは気のせいだろうか。
彼の圧に押されながらもフランソワーズは何度も頷く。
「わたくしもフェーブル王国に帰りたいと思ってますから」
「……!」
「ステファン殿下の隣が、わたくしの居場所です」
フランソワーズはステファンと共に、フェーブル国王にシュバリタイア王国に行くことを報告しに向かった。
初めは驚いていたフェーブル国王だったが、フランソワーズの『悪魔の宝玉』について説明すると真剣な表情に変わる。
そしてそれが解き放たれてしまえば、他の国にも影響を及ぼすことになることを伝えた。
物語ではマドレーヌが壊してしまった悪魔の宝玉。
この宝玉が黒く染まれば恐ろしいことが起こる。
シュバリタイア王国だけでなく、周辺の国々まで被害が及ぶことは間違いないのだ。
フェーブル王国はとても素晴らしい国だ。
だからこそフランソワーズは、自分の意思でこの場所を守りたいと強く思う。
(わたくしの力がどこまで通じるかわからない……でも、やるしかないなのよ)
早馬でフランソワーズとステファンがシュバリタイア王国に向かうことが伝えられた。
「……!」
「その時は無理やりにでもフランソワーズを連れ帰るよ……何があってもね」
ステファンはいつものように笑みを浮かべてはいるが、どこか恐怖を感じるのは気のせいだろうか。
彼の圧に押されながらもフランソワーズは何度も頷く。
「わたくしもフェーブル王国に帰りたいと思ってますから」
「……!」
「ステファン殿下の隣が、わたくしの居場所です」
フランソワーズはステファンと共に、フェーブル国王にシュバリタイア王国に行くことを報告しに向かった。
初めは驚いていたフェーブル国王だったが、フランソワーズの『悪魔の宝玉』について説明すると真剣な表情に変わる。
そしてそれが解き放たれてしまえば、他の国にも影響を及ぼすことになることを伝えた。
物語ではマドレーヌが壊してしまった悪魔の宝玉。
この宝玉が黒く染まれば恐ろしいことが起こる。
シュバリタイア王国だけでなく、周辺の国々まで被害が及ぶことは間違いないのだ。
フェーブル王国はとても素晴らしい国だ。
だからこそフランソワーズは、自分の意思でこの場所を守りたいと強く思う。
(わたくしの力がどこまで通じるかわからない……でも、やるしかないなのよ)
早馬でフランソワーズとステファンがシュバリタイア王国に向かうことが伝えられた。