「どうする? その条件で俺と一緒に脱出ゲームに挑戦するか? 蒼が決めてくれたらいいぜ」
私の勘なんてあてにならないかもしれない。
でも、シュウくんからはなぜか私を罠にかけようとしている雰囲気は感じられない。
私は決めた。
「やるわよ。こんなチャンス、二度とないかもしれないんだから」
「よし、そうと決まれば準備だ。売店に行こうぜ」
シュウくんは勢いよく立ち上がると売店に向かって私を連れて行く。
私たちは売店に入るとふたりのカードを売店のおばちゃんに差し出す。
「学園の脱出ゲームにコンビで挑戦します」
「了解した。確かにふたりで1000万受け取ったよ。日時が決まったら学園からの通達がある。それまで待ってな」
レジのおばさんは私たちのカードをスキャナーに通して金額を確認すると表情を変えずに告げた。
「よし、じゃあせっかくの見せ場だから準備しないとな」
そう言うとシュウくんは売店にある服を適当に選ぶと、レジに持ってきた。
「えっ、何してるの?」
「脱出ゲームは大きなイベントになるから視聴者数も跳ね上がるからな。さすがにこの服じゃカッコ悪いぜ」
「い、いまさらだと思うけど」
「もう俺はこのゲームで絶対に脱出するから余分な金はいらないんだよ」
シュウくんの目に強い意志の炎が宿るのが私にもわかって、私も強く頷いた。
私の勘なんてあてにならないかもしれない。
でも、シュウくんからはなぜか私を罠にかけようとしている雰囲気は感じられない。
私は決めた。
「やるわよ。こんなチャンス、二度とないかもしれないんだから」
「よし、そうと決まれば準備だ。売店に行こうぜ」
シュウくんは勢いよく立ち上がると売店に向かって私を連れて行く。
私たちは売店に入るとふたりのカードを売店のおばちゃんに差し出す。
「学園の脱出ゲームにコンビで挑戦します」
「了解した。確かにふたりで1000万受け取ったよ。日時が決まったら学園からの通達がある。それまで待ってな」
レジのおばさんは私たちのカードをスキャナーに通して金額を確認すると表情を変えずに告げた。
「よし、じゃあせっかくの見せ場だから準備しないとな」
そう言うとシュウくんは売店にある服を適当に選ぶと、レジに持ってきた。
「えっ、何してるの?」
「脱出ゲームは大きなイベントになるから視聴者数も跳ね上がるからな。さすがにこの服じゃカッコ悪いぜ」
「い、いまさらだと思うけど」
「もう俺はこのゲームで絶対に脱出するから余分な金はいらないんだよ」
シュウくんの目に強い意志の炎が宿るのが私にもわかって、私も強く頷いた。