てことはこの男の子ってまさかすごい人っ!?



「え、え……モデルさんだったの!?」



「まぁ、簡単に言うとそうかな?」



今、目の前にいるのは、雑誌の表紙で輝いた笑顔を見せていた男の子。



たしかにすごく綺麗な顔をしているし、スタイルだって良くて、哀と並ぶくらい高い身長。



そして哀とは真逆で、明るくて笑顔。




「なんでしーちゃんと船瀬が居んの?」



「別に」



「夜に二人で買い物って、まるで同居してるみたいな」




じっと顔を覗かれて、色々な意味でドキッとした。



綺麗な顔が近づいてきたのもあるけど、それより同居が既にバレかけていることに驚いた。