「結構ですっ!!早く食べ終わって早く戻ろう……って」



フラリと体を傾けさせて、そのまま床に叩きつけられるようにして寧音くんが倒れた。



「……はぁ」



少し息遣いがあらくて、頬を触ると熱かった。



さっきから確かに顔が少しだけ赤かったし、もしかしてずっと熱があったのかな?



だからあんなことを……?



まぁ、とりあえず保健室に運ばなきゃ。



「って……無理」



寧音くんの腕を私の肩に回して運ぼうとしたけど、やはり男の子の体は全然重たくてしんどい。



ちょっと誰か呼ばなきゃ。