コソコソと女の子からの、嫉妬か嫌味かの言葉が耳に入ってきて体がこわばる。



ここで一緒に食べようなんて言っちゃったら……。



ゴクリと喉を鳴らして、とりあえず理子と哀に相談。



「ね、寧音くんから誘われちゃったんだけど、どうしよう」



「うーん……ちょっとまっててね」



「うん?」



理子が手に持っていたお弁当を机に置いたかと思ったら、すぐに寧音くんの元へ駆け寄ってしまった。



悩んでる途中なのにもう言っちゃうの……!?



やめてくださいっ、と心の中で願っていたら、哀に肩を叩かれた。