写真を飾るくらいだからもしかしたら付き合ってるのかもだし、私が近くにいちゃダメだよね。



「ちょっとボーッとしてただけなので大丈夫です!!」



「そう?ならいいわ」



「無理すんなよ」



美咲さんと哀の言葉、圭介さんの心配そうに見つめる目が、胸にジーンときて暖かくなる。



さっきの事なんて忘れよう。



もしもあの子と哀が付き合ってたとしても、私には全く関係ないし気にすることじゃない。



これからも同じように哀と過ごすだけ。



ただ同じ家に少し居るだけで全く関係は変わらないんだから。



だって私たちは"幼馴染"だから。