味噌汁だけでも私一人じゃ心細いよ~!!


だけど将来私が料理出来るようになるために、自信を持って1人でやるしかないよね。


流石に味噌汁の作り方はわかるし、早く済ませて卵焼きでも作っちゃおう!!





いい匂いが漂うキッチン。


とりあえず味噌汁は出来上がったけどまだ美咲さんは帰ってきていない。


「ん、紫乃?」


目を擦りながら降りてきた哀は私の隣へやって来た。


私が味噌汁を作っているのを見てびっくりしている様子で、失礼だなぁと思う。


「哀……どうしたの?」


「へぇ、紫乃でも味噌汁くらい作れるのか。味見」


私くらいって何……!!


「ふ、ふん。味見ならさっさとして!」


「はいはい。……上手い」


「でしょ?」


「うん」


あっさり褒めてくれたのがなんだか意外で照れちゃう。