なんで三時なのにいるのっ!?



私は大慌てだった。



もしも私が映画を見ている時に零した独り言を、哀が聞いていたら……。



かぁっと顔が赤くなる。



幸いこの部屋は暗いから見えてないだろうけど、手で触らなくても分かるくらい体が燃えるように熱かった。



「なぁ、さっきの言葉何?」



少し怒ったような口調の哀が私に問いかけてくる。



や、やっぱり聞いてたんだっ……!!



もっと熱くなった気がした。



「な、なな、なんのことっ?」



とりあえずとぼけてみた。