「紫乃ー、一緒にご飯食べよっ!」



「理子ぉ……」



お昼休みになった瞬間、私は理子の元へ飛びついた。



今日は哀とご飯を食べられそうにない。



だって顔を見られないから。



「紫乃、一緒に……」



「悪いけど今日は理子と二人で食べるからっ!」



「じゃあ俺たちと四人で食べる?哀抜きで」



「え」



私と理子の声が重なった。



四人で、というのは寧音くんと立花くん、私と理子の四人。



哀抜きってさすがに……。



理子もいきなり現れた立花くんと寧音くんに混乱してるし!