世の中の恋をしている女の子たちは、これを毎日耐えているのかな!?



やばいよ……!



こうやって二人で歩く通学路から逃げ出したい!



「あ、そうだ」



「な、なにっ」



「今日結央が家に来るらしい」



「え、なんで?」



「知らない」



立花くんが家に来るってなんで……?



立花くんは同居のことを知っているからいいけど、わざわざ家に来る理由ってなんだろう。



「やばっ!?」



のんびりと駅の階段を登っていると、私たちが乗らないと行けない電車がもう来ていた。



しかももうすぐ閉まりそう。