「夕飯出来たら呼んで」


「う、うん!!」


「はーい!」


夕飯出来たら呼んでって、本当に私たちの同居……というか居候生活が始まっちゃうんだ!!


なんだか実感が湧かないけどドキドキしてきちゃった。


「じゃあ紫乃ちゃん、また後でね」


「はいっ!」


階段を登って私の部屋へ向かう。


えーっと……確かここだよね?


ガチャっと開けると、私の部屋じゃなくて……。


「は!?紫乃っ……お前言ったそばから入ってんじゃねぇか」


「ごめん間違えたっ!!ごめんなさーい!!」


ドアを開けた先で椅子に座っていた哀は、私を見て何故か顔を赤くしていた。