「理子おはよう!」



いつもは居ないのに今日はいた田村。



そしてなぜか隣に安達。



紫乃に馴れ馴れしくて、しかも二重人格とか絶対近づけたくないタイプ。



他人の前では敬語と嘘くさい笑顔を崩さないくせに、紫乃にだけ気を許してるみたいに素で話す。



アイツにだけは……、と思っていると、後ろからもう1人面倒臭い男の声がした。



もちろん聞きなれた声だから誰かすぐに分かる。



「しーちゃん、久しぶり!元気?」



なんで学校来てなかったのに来てんだよ……。



こいつが来たせいで女が増えたし……。