今でもイケメンが2人いるのに、これ以上増えたら女の子たちが倒れるんじゃ！？



「しーちゃん、久しぶりー！元気？」



「ぜ、全然久しぶりじゃないですよ！元気ですけどもっ！」



「それなら良かった」



前と同じように明るく接してくれる立花くんに笑っていたら、ふいに立花くんの手が伸びてきた。



ぽん、と頭に手が乗って、王子様みたいに綺麗な笑顔を向けられた。



「きゃーっ！！」


女の子たちが叫ぶ中、私は1人で慌てる。



「あ、あのっ！？手離してください！」



理子はその笑顔と仕草にぽーっと見惚れているし、哀は立花くんの行動に頭を抱えて、寧音くんは笑顔を引きつらせている。