幸薄い少女は、常世の君にこころゆくまで焦がされる

ファンタジー

万葉しぐれ/著
幸薄い少女は、常世の君にこころゆくまで焦がされる
作品番号
1727777
最終更新
2024/06/29
総文字数
37,521
ページ数
23ページ
ステータス
未完結
PV数
91
いいね数
0

ある日拾った一匹の猫が、私の運命を変えました。



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「なんとたおやかな娘だ」


まどろみの中、目を開けるとそこには──。
浮世離れした容姿の男が、一糸まとわぬ姿で迫ってきて……。


「お前にお礼がしたい。それとも人を呼ぶか?」


見ず知らずの男をかくまうなんて、いけないことのはずなのに……。
物憂げな瞳と、甘美な声に、身も心も惑わされ──。


୨୧ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ୨୧


現世に生きる薄幸の少女
宮野咲良(みやのさくら)

×

常世に生きる妖の当主
琥珀(こはく)


୨୧ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ୨୧


「俺はいずれ常世へと帰る。このままお前と別れるのはあまりにも惜しい」


目を閉じれば肌に感じる、彼のぬくもり。


「今はこれで許せ。こうみえて我慢しているのだ」


この上なく愛してくれる彼の抱擁に、こころゆくまで焦がされる。


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第5回noichigoマンスリーチャレンジ
『2人の秘めごと』にエントリーしています
あらすじ
庶子、いわゆる妾の子である咲良は、宮野家にとって厄介者でしかなかった
継母や異母姉から疎まれ、虐げられる毎日

そんなある日、雨の中で一匹の黒猫を拾い連れ帰る

気を失い弱っていた黒猫だったが、咲良の祈りが通じてどうにか意識を取り戻す

猫を愛でるあまり、布団に入れてともに眠りにつく咲良

明くる朝、目を覚ますと布団の中には一糸まとわぬ儚げなイケメンがいた

常世は楽園か、それとも伏魔殿か──

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