幸薄い少女は、常世の君にこころゆくまで焦がされる
ファンタジー
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万葉しぐれ/著
![幸薄い少女は、常世の君にこころゆくまで焦がされる](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1727777-thumb.jpg?t=20240629134414)
- 作品番号
- 1727777
- 最終更新
- 2024/06/29
- 総文字数
- 37,521
- ページ数
- 23ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 91
- いいね数
- 0
ある日拾った一匹の猫が、私の運命を変えました。
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「なんとたおやかな娘だ」
まどろみの中、目を開けるとそこには──。
浮世離れした容姿の男が、一糸まとわぬ姿で迫ってきて……。
「お前にお礼がしたい。それとも人を呼ぶか?」
見ず知らずの男をかくまうなんて、いけないことのはずなのに……。
物憂げな瞳と、甘美な声に、身も心も惑わされ──。
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現世に生きる薄幸の少女
宮野咲良(みやのさくら)
×
常世に生きる妖の当主
琥珀(こはく)
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「俺はいずれ常世へと帰る。このままお前と別れるのはあまりにも惜しい」
目を閉じれば肌に感じる、彼のぬくもり。
「今はこれで許せ。こうみえて我慢しているのだ」
この上なく愛してくれる彼の抱擁に、こころゆくまで焦がされる。
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第5回noichigoマンスリーチャレンジ
『2人の秘めごと』にエントリーしています
- あらすじ
- 庶子、いわゆる妾の子である咲良は、宮野家にとって厄介者でしかなかった
継母や異母姉から疎まれ、虐げられる毎日
そんなある日、雨の中で一匹の黒猫を拾い連れ帰る
気を失い弱っていた黒猫だったが、咲良の祈りが通じてどうにか意識を取り戻す
猫を愛でるあまり、布団に入れてともに眠りにつく咲良
明くる朝、目を覚ますと布団の中には一糸まとわぬ儚げなイケメンがいた
常世は楽園か、それとも伏魔殿か──
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