と言うか、担当さんは男ときましたか…。

別に男が嫌だと言う訳ではないけれど…男の人ってBLが嫌いって言うかそのジャンルをバカにしているみたいなイメージがあるんだよね。

いや、全員が全員そうじゃないのはもちろんわかっている。

私が抱いているこのイメージも偏見になってしまうことも理解している。

でも、やりづらい感があるんだよね…。

「永井先生?」

「あ、はい」

古賀さんに話しかけられて、ハッと我に返った。

「僕、永井先生の担当になると言うことでいくつか作品を読ませてもらったんですけれど…」

「ありがとうございます」

大丈夫だったかな。

ジャンルによってはそう言うシーンもあったりするし、昔に書いた作品もあったりするからあまり読んで欲しくないんだけどな…。