別に男が苦手と言う訳ではないけれど、話すのが得意じゃないと言うこともあってか話しかけることは愚か近づくこともできなかった。

そんな感じだから恋人もいないし、つきあった男もいないと言う訳だ。

他人に興味がないうえに、私とつきあいたいなんて言う物好きな男なんてまずいないだろう。

それをもったいないとか何だとか言ってくる人がいるけれど、興味がないのは愚か興味を持てないのは事実なことである。

好きな男のタイプは誰かと聞かれたら、私はこうやって答えるようにしている。

「食指を動かされる人がタイプです」

だいたいの人はドン引きされるか本当に興味がないんだと勝手に解釈をしてくれるので、便利な返事だと思っているし、私もよく思いついたなと自画自賛している。