* * *

書斎でいつものように仕事をしていた。

遊佐先生に提出する漫画のプロットを書いていた。

「あ、紅茶がなくなってる…」

マグカップの中の紅茶を飲み干したことに気づいた私は椅子から立ちあがった。

書斎を出たら、
「わっ」

碧流くんに遭遇した。

「えっ、どうしたの?」

「溜まっているゴミの回収をしにきたんです」

碧流くんはそう言ってゴミ袋を見せてきた。

「ああ、明日はゴミの日だったね。

じゃあ、よろしく」

私は碧流くんに向かって手を振りながら書斎を後にした。

その足でキッチンへと向かって新しく紅茶を入れると書斎へと戻った。

「んっ?」

書斎に戻った私が見たものは、タブレット画面を見ている碧流くんだった。