「おっ」

カタカタとキーボードを打ちながら脚本を書き進めていたらメールが1件届いていることに気づいた。

「何だろう…?」

メールの相手を確認すると、遊佐先生からだった。

今日出した脚本で何か不明な点とかがあったのだろうか、でも確認は怠らなかったから心配はないはずだと思いながら私は遊佐先生から届いたメールを開いた。

『永井先生、早速彼らの顔を書いてみました!

ぜひとも確認をお願いします!』

「遊佐先生、すっごい興奮してるな…」

内容とビックリマークだけで遊佐先生の熱意が伝わったよ…。

「えーっと…」

届いたメールに添付してあるファイルを開くと、画像が表示された。

「おおっ…!」

画面に表示された彼らのイラストに私は声をあげた。