情けないやら悔しいやらで頭の中はぐちゃぐちゃ。もう自分が本当に嫌になる。
「……それもそうだが、そういう訳でもないんだよな」
自分のダメさに反省していると、和泉は何故か頭を抱えてため息をついていた。
なんでそんな反応になるのか分からなくて私は頭の中にはてなマークが浮かぶ。
「というか、和泉と零都はなんでここにいたの?今日生徒会の集まりあるって言わなかったっけ?」
だけどそこまで考えてはっとする。
別に私だけが悪いわけじゃない。
和泉は生徒会の集まりに来なかったのだ。なんなら零都まで、いつの間にか抜け出してるし。
「……宇佐美からの報告で、ここら辺に生徒会長を探してる連中がいるって聞いたんだよ。んで、様子を見てる間にお前が買い出しに行ったって古城……センパイから聞いた。急いで来たらこの有様だ」
和泉からの言葉を聞いて納得できるようなできないような……。