ぎゃあぎゃあと騒ぐ俺たちに雷華がバッサリと言い放った。
……お前はいつもゲームだよな。
いつの間にかスマホでゲームしてるし。
俺はなんだかムカついて、チッと舌打ちする。
「真夜、行くぞ」
「え?ちょ、どこに?!」
「俺の部屋」
「へ?和泉の部屋?!」
ここじゃ真夜と2人きりになれない。多分時期に西園寺も出てくる。
せっかくの休みの日に真夜に会えてるのに。2人きりになれないのは俺としてはめちゃくちゃ嫌だ。
俺は真夜の腕を引っ張り、自分の部屋へ向かう。真夜がどんな表情をしているのか分からない。
とにかく俺は必死だった。
「おい、総長。部屋で2人きりなんて俺が許さないぞ」
「あ?別になんもしねーって」
そんな俺を止めたのは零都だった。
零都は俺の腕を掴むとギロッと睨む。
「お前ならなにか企んでいるんだろう?そんな奴に会長を……真夜を任せられるか」