そんな零都に可愛い声で怒ったのは、メッセージをくれた織愛ちゃん。
織愛ちゃんはツインテールを揺らしながら私に抱きついてくる。
「真夜ちゃん!久しぶり!会いたかったぁー!」
「ぐぇっ!織愛ちゃん、苦し……」
織愛ちゃんの容赦ない抱きつき方に一瞬息ができなくなる。甲高い、可愛い声に反して力はかなり強い。
可愛いのに、強くて。
「おい、真夜から離れろ」
「ごめんなさい〜!久しぶりだから嬉しくて」
和泉から無理やり剥がされ、織愛ちゃんはペロッと舌を出す。
そんな仕草一つ一つが女の子らしい。
そんな織愛ちゃんのことが私は大好きだ。
「大丈夫大丈夫。織愛ちゃん、久しぶりだね」