「ふざけないでください!勝手に連れてきておいて、帰る方法はないなんておかしいでしょ!?」

「まあまあ〜。詳しいことはまた明日話すからぁ。ふたりとも、今日は城に戻って休もぉ?」


激昂するOLさん改め恵梨さんを、縦ロール美少女がなだめる。


王子様は面倒だと言わんばかりの顔でふいっと顔を背けると、「あとは任せた」と言って出ていった。