満月が雲に隠れ、街が暗闇に包まれている。 ーーある極道の本拠地。 中学生くらいの女が厳つい男達に囲まれていた。 そこには幹部、若、組長までもいた。 しかし、女は怖がりもせず、ただじっと組長を見ていた。 光がない、深い闇に溢れた瞳で。 そして、女はそこに居る男達に口を開けた。 『私の下に付きなさい。そうすれば全てが上手くいくわ』