「よし、ローテーションで部屋に泊まらせて、試してみよう。まずは俺からだ」

 このつまんねぇ学園で、とりあえずの暇つぶしだ。
 俺が一番にあいつの興味を引いてやる。

「晩、悪い顔してるなぁ。順番は晩、闇、僕、灯の順でいいよね?」

 光、そういうお前も楽しそうな顔してるよな。

「オーケー」
「分かった」

 闇と灯が頷き、計画が決まった。

「いいか? 順番守れよ? 抜け駆け禁止だからな?」

 一番にあいつを落とすのは俺だ。

「そういう晩が一番、怪しいんだよな」

 闇の発言に苛立つ。

「うるせぇな。とにかくあいつの首輪作んぞ。力寄越せ」