予想外の事態が起きた。 今世での私と言う記憶が消え、始まりに戻ろうとしていた。 この器で――果たしてどこまで。 迷っている暇はない。 まだ彼らが居るのであれば、力を貸してもらえばいい。 けれど…消えるための力を、彼らは貸してくれるだろうか?