週末、体育祭が行われた。
本当に憂鬱、天気良くて暑いし……。

「美羽〜、おはよ。その顔やりたくないなぁみたいになってるけど」

「そりゃそうでしょ。私は体育祭嫌なの。暑いし貢献もできないし……。」

私は、みんなが騒いでる方向を向いた。
その中心に居たのは、日高先生。普段とは違ってスポーツ出来そうなそんな雰囲気。あぁ、あの格好の事でみんながキャーキャー言ってたのかもしれない。
普段、授業とか含めて白衣着てる事の方が多いから…ギャップと言うやつだろうなぁ。
変に反応せず、私は自分の席にいる。

「今日暑いから水分補給しっかりしろよ〜あと、怪我すんなよ?楽しんで頑張れ」

先生の言葉に頷いてみんなが外に行く。
グラウンドへと足を向けた…物凄くめんどくさい
最後の方で教室から出ると先生が

「イヤそーな顔してるな…暑いから何かあれば言えよ?体調優先でな」

「はい。」

今日は体育祭、私も楽しまないと…かな。
いざ、始まってみると応援…でみんなが盛り上がる。
私は遥と2人で勝つといいね。とか話しながら。

「借り物競争、美羽頑張ろうね〜どんなお題が来るか…心配だけど。楽しむしかないからねー」

「それ終わったら出るもの終わるから大丈夫。」

そんなふうに話しながら、時間になり遥と一緒にその場所へと足を向けた。
そんな私に先生が後ろからやってきて、頑張れって声かけてくれた。この間の電話で嫌だって話をしたからかもしれないけど。