そんな斎藤見たら、自分を大事にして欲しくてちょっとキツく言った。
そしたら、涙を流してた。…俺だから何やってんの……
ごめんなさいって言いながら謝るこいつを放っては置けなくて
保健室の相澤先生は俺に、ちゃんと話してくださいねって言って保健室を出た。
俺は、そんな俺は……落ち着かせようとして色々話した。
その時に……俺は、

「斎藤のこと、ずっとずっと気になっちまう。お前が大変とか辛いとか、体調悪そうとか……俺が気になりすぎるのが行けないのかもしれねぇけどな」

そう、斎藤に言っていた。
アホか俺……生徒困らせてどうする。
そんな二人の会話……をして、どうしてもちゃんと俺には悩みや困り事話して欲しい気持ちになった
それを伝えた上で、三者面談の話もした。

夏、夏休みの最初にかけてこの学校では三者面談を行う、年に一度のものだからこれをしっかりやらないと思って先に斎藤に話をした。

「話せるか?大丈夫?」

「聞いてくれるかは知りません……親は私の意見なんて必要ないですから」

なんて、言うもんだから俺はお前が行きたいなりたいものをちゃんと教えてあげないとって伝えたら

「……言えたら、こうはなりません」

そう、静かに答えた。
とりあえず今日は帰れって話をして三者面談どうしようか俺は悩んでいた。

「あれ、斎藤さんは?」

「相澤先生。自分の荷物取りに行くって教室へ……さすがに今日は家に帰します」

「それがいいかもしれませんね、日高先生は優しすぎませんか?」

「優しくないんです、俺が強引に……声掛けてるみたいなものですから」

そんな、相澤先生は俺に他の生徒に何言われても斎藤さんを困らせちゃ行けませんからねって言われてしまった。